トレード記録の大切さは折に触れて耳にしたことがある人も多いかもしれません。
自分の売買の記録をつけなさい
なぜそうするのかと言われれば、とても明確でありシンプルな理由があります。
それは、自分のトレードの癖というのが言語かされて見えてくるのです。
だいたいのケースにおいて負ける時は同じパターンで負けて資金を失っていきます。
それは、自分の思考の癖というのがあって、それに基づいてトレードしているので間違った癖を持っていた場合は当然のことながらトレードでは勝つことができません。
普段生活している中での癖というのも普通の生活の中だと自分ではなかなか見つけられにくいもので、人から指摘されて初めて気づく癖というものもあります。
ちょっとした仕草などがまさにその典型で、何かちょっと迷ったり、ちょっとした失敗をしたら頭をかく癖があったり、恥ずかしく感じると舌をペロリと出す癖があったりと、癖の内容は人それぞれではあります。
その癖を自覚している人もいれば自覚していない人も多く、他人の目で見てあなたにはそういう癖があるねと言われて初めて気づくことになります。
トレードの場合、他人にトレードの癖を見てもらうことはなかなか難しく、自分だけでのトレードの中で見出していくこともまた難しいです。
そういう時にこそトレード記録というのがとても大事になってきます。
どんな判断軸でエントリーし、エグジットしているのか、その結果として収益はどうなっているのか。数値部分も大事ですが、その時に何を考えてトレードしていたのかをしっかりと記載しておきます。
例えば、4時間足では上昇トレンド、1時間足と30分足では下落トレンドとなっており、4時間足ベースでトレンドラインにタッチしたら買いの準備に入り、小ロットからロットを積み増していく。●円の時に〇ロット、■円の時に□ロット入り、▲円になったら全額ロスカットする想定でトレードに入っていく。
という感じでどんな判断軸で、エントリーしたのかを細かく書くようにします。
できれば、この際にエグジット戦略をどう考えているのかも書いていきます。
それがある意味では自分のトレードルールにもなり行動規範として判断軸がぶれそうになった際に役に立ちます。
また、エグジットした後にその相場が結果としてどのように動いていったのかをトレースしていくことも大変に勉強になります。
エントリーした際に考え、エグジットしたけど、実はその考え方が間違っていたのか、特にエグジットの考え方が正しかったか否かの反芻に役に立ちます。
私もトレードの先輩からまず最初に言われたことがトレード記録をつけるようにということでした。
結構、感覚的にトレードをしていたのでしばらくすると何となくは感づいていた自分の癖というのが明確に認識できて大変良かったように思います。
トレード記録なんかつけていない、という人は是非一度お試しいただくことをお勧めいたします。
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