こんこんにちは、城戸彩音です。
今週(2025年8月4日~10日)は、為替市場にとって「政策介入と金利変動」が大きく相場を動かした一週間でした。
インドの大規模な外貨準備取り崩し、イングランド銀行(BoE)の利下げ決定、ロシアのルーブル支援策、そしてユーロ高と米関税リスクによるルピー安など、各国が自国通貨防衛と景気調整の間で揺れ動く様子が見られました。
今回はロイターなどの報道をもとに、主要ニュースと相場への影響を整理しながら、私の視点とアドバイスをお届けします。
インド、外貨準備高が今年最大の減少:ルピー防衛の代償
【引用要約|ロイター】
インド準備銀行(RBI)は、米国の関税脅威を背景にルピー安を食い止めるため市場介入を強化。その結果、外貨準備高は約93億ドル減少し、約6,889億ドルに。ルピーは1ドル=87.88付近と、史上安値圏での推移が続いた。
私もこのニュースには強く注目しました。外貨準備を使っての通貨防衛は即効性がある一方、持続性が課題です。特に関税や政治リスクが背景にある場合、一時的な介入では根本的な解決にならないことが多いのです。
初心者の方にお伝えしたいのは、「介入=通貨安阻止」ではなく、「時間稼ぎ」という見方を持つこと。介入後の政策金利や経済指標の動きまで見ないと、次のトレンドを見誤ります。
イングランド銀行、0.25%利下げもポンド上昇:市場との綱引き
【引用要約|ロイター】
BoEは政策金利を0.25ポイント引き下げるも、9人中4人が据え置きを主張する僅差の決定。市場はこれを「ハト派一色ではない」と解釈し、ポンドは主要通貨に対して0.4%上昇した。
この反応は「売られ過ぎのポンドの買い戻し+追加利下げの可能性が低いとの読み」が重なった結果と見ています。
FXを始めた頃、私は「利下げ=通貨安」と短絡的に考えて痛い目を見たことがあります。大事なのは、利下げ幅と市場予想との差。今回も市場は0.5%利下げを警戒していたため、0.25%で済んだことでポンドはむしろ上昇したわけです。
ロシア、ルーブル支援策を継続:制裁リスクに備える
【引用要約|ロイター】
ロシアは8月も外貨売却を継続し、ルーブルの下落を抑制。米国の新制裁発動期限を控え、通貨安定を優先する姿勢を示した。
高金利通貨を取引している方にとっても参考になります。ルーブルは政策・制裁リスクに非常に敏感で、為替変動が激しい通貨です。
私もかつてトルコリラで似た局面を経験しましたが、「高金利だから安心」ではなく、政治・地政学リスクを見極めないと、スワップ収入以上の為替損が出る可能性があります。
ユーロが対ルピーで史上最高値:旅行・輸入コスト増加
【引用要約|Economic Times】
ユーロは対インドルピーで史上最高値を更新。背景には欧州の金利据え置き観測とインドのルピー安があり、旅行や輸入コストが上昇している。
この動きは直接ユーロ円やユーロドルにも波及します。クロス円でのユーロ高は、円安地合いと重なると上昇が加速するため、ユーロ円の押し目買いを短期的に狙いやすいと見ています。
まとめ:今週は「政策介入が主役」、来週は米CPIと各国金利動向に注目
今週は、
- インド:ルピー防衛のための大規模介入
- 英国:予想以下の利下げでポンド反発
- ロシア:制裁リスクに備えた通貨支援
- ユーロ:ルピーに対して最高値更新
と、各国の中央銀行・政府が相場の方向性を左右した週でした。
特に介入や利下げは「市場予想とのズレ」が価格を大きく動かします。
来週は米CPI(消費者物価指数)や新興国の金利動向が注目ポイント。イベント前にポジションを持ちすぎないこと、そして発表後の初動だけでなく数時間〜数日の流れを確認してからエントリーすることをお勧めします。
それでは、また次回お会いしましょう✨

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